求めよ

1年前に子連れで家出した。

家出したまま結局戻ることはなかった。

理解してくれない人のそばで生きることに疲れたのだ。

私を愛してくれる人は他にいるのではないか?

本当の愛はなんなのか?

ずっと答えを求めていた。

そんなときに神様がくれたともだち。

離れ離れになっていた私のともだちがまた私の元に戻ってきた。

友はずいぶんと寛容な人だ。

一言で言うならば

「心のブレーキをもたない人」

「自分の価値観をもたぬ人」

私は彼女の愛情に包まれてそこで自分の仮面をはじめてはずせた気がする。

彼女と過ごした3週間あまり、衣食住を共にして迷惑もかけた。

しかし、迷惑だったかどうかさえわからない。

彼女と私の間に「迷惑」という文字はないのかもしれない。

いつもお互いが「仮面をはずせる場所」だった。

居心地がよかったのだ。

私がバランスを崩している間、ずっとただ寄り添ってくれた。

思っていることを素直にいってくれた。

そんな素直さに私も導かれたとおもう。

彼女のうちで見つけた本からひとつの糸口がみつかった。

アメリカインディアンの教え (扶桑社文庫)アメリカインディアンの教え (扶桑社文庫)
(1994/04)
加藤 諦三

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そこに書かれていたものは私の人生に衝撃を与えた。

その本は彼女の夫の本であったが、私はそれを何度も読み返し、まるで霧が晴れるような感覚に陥った。

しかし同時に怖かった。

私は知ってしまった、私の親がどんな親だったかを。

そしてその育てられ方を嫌いながら、いつのまにか自分も息子にそう振舞っていたことを。

真実を知ることはいつも晴れ晴れしくあり、同時に苦しみもともなう。

まるで神に裏切られたような気分なのだ。

しかし、私は真実を受け止めることにした。

そしてそれから急速に自分探しの旅が始まったのだ。

息子がいつもそばにいてくれた。

友人がいた。

そして未来にまだ見ぬ多くの人が私を待っていた。

1年前の私は、泥の中を這うように生きていた。

答えは求めるものだ。

求めなければ得られない。

最初は自分の中の疑問さえわからない。

ただ「もやもやと、何かを求めている」という感覚だけがあった。

暗闇の中で一筋の光となってくれた本と私を支えてくれた友人にとても感謝している。

彼女が私に特別なにかをしてくれたわけではない。

しかし、彼女がそこにいただけで、私が素直になれたのだ。

存在の価値、ありのままの姿、きっと人はなにもしなくても価値がある。

素直に生きていればそれだけで誰かを勇気つけているのかもしれない。

Fちゃん、ありがとう!!

今かんがえるとそれは「森田療法」に似ている。

Fちゃんは私にとっての森田だったとおもう。

「あるがまま」

シンプルだけど難しい。

素直に生きることを教えてくれたFちゃんと、夫のKには心から感謝している。

私に考える時間を与えてくれて、本当にありがとう!

COMMENTS

安心しました。

久しぶりにやってきて、読み散らかしている最中、ここに辿り着きました。
一言「安心しました」です。
そして、私も考えさせられます。インディアンの教え、また読まなければ。
ありがとうね、一つ気づかせてくれて^_^

No title

crocco様、
インディアンの教え、よい本ですよね。
でもあれ読んだときは衝撃的でした。v-12
自分の様子が今は客観的にみられることがとても楽です。
こちらこそ、いろいろありがとう。

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